頭の筋肉
頭部の筋肉
こんにちは!
ヘッドコンシェルジュです。
頭皮が凝るということは、頭皮にも筋肉があるという事です。
では、頭のどこにどんな筋肉がついているのでしょうか。
頭には大きく分けて3つの筋肉がついており、それぞれいろんな役割を果たしています。
まずは、眉上から生え際数センチ奥までの頭の前部にある『前頭筋』。
おでこの筋肉でもあり表情筋も担っています。
眉を上げる、目を大きく開くなどの動作をしてくれる筋肉で頭頂部の棒状腱膜と繋がり、さらに後頭部の後頭筋とも繋がっています。
ストレスで眉間にシワがよることで筋肉が凝ったり、視力が悪く目を細めて物を見たりして目を酷使することで眼輪筋が硬くなり、下に引っ張られていきます。
ほぐしてあげることで頭痛改善、顔のシワやたるみ、老廃物が流れることで弾力がアップし、リフトアップ効果が期待されます。
頭部の側面、こめかみから耳上まで広がる『側頭筋』。
頭蓋骨から下顎を繋ぐ筋肉で、下顎を上下左右に動かすので咬筋とも深く密接しています。
硬いものを噛み続けたり、片側ばかりで噛む癖、ストレスによる噛み締めや歯軋り、長時間のデスクワークでの姿勢不良で硬く凝りやすい場所です。
凝りを放っておくと、ほうれい線が濃くなる、エラが発達し顔が大きくなる、偏頭痛・緊張性頭痛などの症状に繋がります。
側頭部は、ご自身でも手が届きやすく力も入りやすい比較的セルフマッサージがしやすい部分です。
マッサージで柔らかく保っておきたい部位ですね。
お次は頭の後部から首付け根の筋肉『後頭筋』。
ここの疲れを感じている方が1番多いのではないでしょうか。
首付け根には、大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つの小さな筋肉からなる後頭下筋群を有するため、首の動きにも大きく関わってくる部分です。
ストレスで自律神経が乱れたり、デスクワークでの長時間の前屈みの姿勢により頭を支えたりすることで凝りやすく、後頭部が凝ることで首肩の凝りにも繋がっていきます。
最後は頭頂部を覆う『棒状腱膜』。
こちらは筋肉ではなく頭蓋骨を頭頂部から覆い、前頭筋・側頭筋・後頭筋を繋ぐ筋膜になります。
各筋肉をつなぎポンプのような役割をします。
筋肉ではない分、流動が滞りやすく周りの筋肉がほぐれないと柔らかくなりづらい部分ではありますが、ほぐれると頭全体の血行が良くなり抜け毛・白髪・顔のたるみ、シワの改善が期待できます。
このように頭には数種類の筋肉があり、日々の何気ない生活で負担をかけています。
マッサージを受ける時やセルフマッサージ時にどこの筋肉をほぐしていて、どんな効果があるのか、感じながらやってみると楽しいかもしれませんね♪